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インプラントができるかどうかは骨の状態がポイント

前述した内科疾患の場合は、インプラント治療よりも病気自体を治すことが最優先となります。しかし、内科疾患ではなくても、インプラントが困難な場合があります。インプラントの歯根を埋め込む歯槽骨の量が少なかったり、骨の質が悪かったりする時です。直径4mm、高さ8~15mmのインプラントを支えるには、充分な厚さと質の良い骨が必要です。

良質な骨質とは、弾力があり、緻密な骨であること。そして、インプラントと親和性がよく、噛む力に耐えられることが挙げられます。

女性の場合、加齢によるホルモンバランスの変化で、骨粗鬆症になりやすいので注意しなければなりません。また、上顎のすぐ上には上顎洞という穴があり、上顎洞があるために、上顎の骨はかなり薄くなっています。したがって、上顎にインプラントを埋入する場合、上顎洞の位置を確認し、骨の厚さを調べないといけません。いずれにせよ、骨の厚さと質については、事前にCTスキャンなどによる精密検査を行います。

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